09.13
人口集中地区の変遷をGIF動画にしてみました!果物とワインとニッカの街、余市町(その1)
余市町は、小樽市から西へおよそ20km、国道5号線とJR函館本線で小樽市と結ばれる積丹半島の東の付け根に位置する街です。
「構造改革特別区域法」による「北のフルーツ王国よいちワイン特区」に認定され、りんごなどのフルーツやワインで有名ですが、ニッカウヰスキーの蒸留所があることでも知られています。
余市町の位置(地図で見る統計(統計GIS,政府統計の総合窓口)の地図を加工、ベースの地図は国土地理院ウェブサイト)
余市町の中心街は余市駅を周辺に広がり、これを軸として町域はまるで大きな羽を広げた鳥の羽のように東西に広がります。
市街地を流れ日本海に注ぐ余市川に沿って、国道5号線、JR函館本線を南へたどると、川の両岸には一面に果物畑が広がり、同じく果物の町である仁木町へとつながります。
余市町の町域(地図で見る統計(統計GIS,政府統計の総合窓口)の地図を加工、ベースの地図は国土地理院ウェブサイト)
さて、余市の歴史やニッカウヰスキーの話は次回にとっておき、今回は余市駅を中心に広がる余市町の人口集中地区の変遷について少しお話しできればと思います。
1995年(平成7年)~2020年(令和2年)の国勢調査における境界図を元にGIF動画を作成してみました。
4半世紀で街はどのように変わっていったのか、動画にするとよくわかります。
街は、四半世紀で確実に人口集中地区の面積を減らしていきました。
市街地の北西部、南部、東部でその減少傾向が著しかった一方、2015年から2020年にかけて、街の南東部で市街地の拡張も見られます。
2010年から2015年にかけては、平成7年以降で最も人口集中地区の人口、面積ともに減少した期間となりました。
また、図面には出来ませんでしたが、平成2年~平成7年にかけて
そして2010年から2015年にかけて、面積の減少が著しかった
余市町における人口集中地区の変遷(地図で見る統計(統計GIS,政府統計の総合窓口)の地図を加工、ベースの地図は国土地理院ウェブサイト)
表.国勢調査結果による余市町の人口集中地区の人口と面積
年\要素 | 人口集中地区人口 | 人口集中地区面積 | 人口密度 | 全域に占める人口集中地区の割合 | 全域人口 | 全域面積 | |
人口 | 面積 | ||||||
平成2年 | 1万3798人 | 3.8km2 | 3631.1人/km2 | 54.6% | 2.7% | 2万5266人 | 140.54km2 |
平成7年 | 1万3198人 | 3.4km2 | 3836.6人/km2 | 53.9% | 2.4% | 2万4485人 | 140.54km2 |
平成12年 | 1万2032人 | 3.26km2 | 3690.8人/km2 | 50.8% | 2.3% | 2万3685人 | 140.56km2 |
平成17年 | 1万1216人 | 3.15km2 | 3560.6人/km2 | 49.3% | 2.2% | 2万2734人 | 140.60km2 |
平成22年 | 1万0338人 | 3.14km2 | 3292.4人/km2 | 48.6% | 2.2% | 2万1258人 | 140.60km2 |
平成27年 | 8913人 | 2.84km2 | 3138.4人/km2 | 45.5% | 2.0% | 1万9607人 | 140.59km2 |
令和2年 | 8100人 | 2.69km2 | 3011.2人/km2 | 45.0% | 1.9% | 1万8000人 | 140.59km2 |
※値は各年10月1日現在のもの
<参考>
・政府の総合統計窓口 https://www.e-stat.go.jp/
・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』