2025
08.11

令和7年住民基本台帳による人口公開!自然減は最大に、一方で社会増は最大に!

ブログ, 住民基本台帳による日本の人口

先日、8月6日に総務省より住民基本台帳による2025年1月1日版の人口が公開されました。

報道各社から日本の人口減少、特に日本人の人口減少のニュースが流れたのも記憶に新しいところです。

さて、住民基本台帳によると日本の人口は、1年前に比べ55万4485人減少し、1億2433万0690人になりました。

外国人住民の住民基本台帳が作成されるようになって以降の2013(平成25)年の後は、人口減少が連続しています。

人口減少の最大は、ちょうど新型コロナ禍の最中でしょうか、令和4年の-72万6342人、その後令和5年以降-50万人台で推移しますが7年までおよそ2万人ずつ減少の幅が広がっています。

新型コロナ禍の影響を考慮すると、特異だった令和4年の人口減少を除くと、令和7年が最大の減少となります。

自然増減数は、平成26年以降では令和7年が最大の89万8496人の減少、一方で社会増減数は令和7年が最大の34万4011人の増加となりました。

社会増は近年増加傾向にありますが、自然減がそれを大きく上回り対前年減の最大を更新している状況です。

表.住民基本台帳による日本の総人口の推移

区分 人口
(人)
対前年増減数
(人)
対前年増減率
(%)
自然増減数
(人)
社会増減数
(人)
2013(平成25)年 128,684,379
2014(平成26)年 128,438,013 -246,366 -0.1914 -231,653 -14,713
2015(平成27)年 128,226,483 -211,530 -0.1647 -258,962 47,432
2016(平成28)年 128,066,211 -160,272 -0.1250 -278,799 118,527
2017(平成29)年 127,907,086 -159,125 -0.1243 -318,524 159,399
2018(平成30)年 127,707,259 -199,827 -0.1562 -383,020 183,193
2019(平成31)年 127,443,563 -263,696 -0.2065 -433,209 169,513
2020(令和2)年 127,138,033 -305,530 -0.2397 -501,445 195,915
2021(令和3)年 126,654,244 -483,789 -0.3805 -519,724 35,935
2022(令和4)年 125,927,902 -726,342 -0.5735 -619,498 -106,844
2023(令和5)年 125,416,877 -511,025 -0.4058 -785,251 274,226
2024(令和6)年 124,885,175 -531,702 -0.4239 -839,521 307,819
2025(令和7)年 124,330,690 -554,485 -0.4440 -898,496 344,011

※太字は最高値、斜体字は最低値

図1.住民基本台帳による日本の総人口の推移

図2.住民基本台帳による日本の対前年増減数の推移

図3.住民基本台帳による日本の自然増減数の推移

図4.住民基本台帳による日本の社会増減数の推移

<参照>

総務省,住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数 令和7年1月1日現在 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/daityo/jinkou_jinkoudoutai-setaisuu.html

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