05.24
アルバ、カリブ海の小さな島国
今回は、カリブ海の南、ベネズエラの沖合に浮かぶ小さな島、アルバについてご紹介します。
アルバはオランダ王国を構成する4つの国の一つであり、島民はすべてオランダ国民です。
オランダ王国を構成する4つの国とは、オランダ本土、およびカリブ海の島であるアルバ、キュラソー、シント・マールテンであり、アルバはカリブ海の南、小アンティル諸島南西端の島国です。アルバとキュラソーは、ともに小アンティル諸島の西端のABC諸島の島であり、アルバは最西端に位置します。
日本での知名度は低いのですが、ハリケーンの発生が頻発するハリケーン街道(Hurricane Alley)から外れており、晴れた日が多く波も穏やかなため、島へは特にアメリカ合衆国から多くの観光客が訪れます。
日本からの直行便はないため、一旦アメリカに渡った後、デルタ航空やユナイテッド航空などを利用して島を訪れるのが便利なようです。
さて、アルバは、面積180km2、人口は101,484人(2010年人口センサス結果より、以下同様)、土地はおおむね平坦で、島の北西部から南東部にかけて、南西向きの海岸に沿うように市街地が広がっています。
南西向きの海岸の北寄りに、オランダ語でオレンジの街を意味する人口28,294人の首都オラニエスタット(Oranjestad)があります。この他に島の東南端には人口15,283人のサン・ニコーラス(San Nicolas)(オランダ語ではシントニコラス)の街があります。これらの街は、行政区分ではなく、人口はセンサスのために区分された地域のものになります。
むしろ、アルバの市街地は、ほぼ一体となっていると言っても構わないでしょう。
上記以外のアルバの地域の人口は、次の通りです。
・ノールト/タンキ・リーンダート(Noord/ Tanki Leedert) 21,495人
・パラデラ(Paradera) 12,024人
・サンタ・クルーズ(Santa Cruz) 12,870人
・サヴァネータ(Savaneta) 11,518人
<参照>
・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
・アルバ中央統計局 http://cbs.aw/wp/