2020
02.03

世界地図を貼り付けました

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世界の人口のページに世界地図を貼り付けました。

国連の人口年鑑に沿って、世界の地域を色で塗り分けています。ソフトは、Windows10に付属のペイントを利用しました。

今回は作業に当たって、手間がかかったことなどを紹介したいと思います。

ベースとなる白地図は、ミラー図法とメルカトル図法の中間の地図を自由に調整できるものを選びました。ミラー図法は、Wikipediaによると、メルカトル図法の、南北両極が無限遠点(限りなく遠いところにある点)になってしまうという問題を改善した図法ですが、メルカトル図法の特徴である正角は失われます。メルカトル図法と同様、やはり南北両極で面積が大きくなるのがどうしても気になります。一方でモルワイデ図法は、正積図法ではあるのですが、左右の両端に向かって徐々に図面がゆがんでしまうのが難点です。両者の中間にすると、世界を1枚の図で見せるのに、比較的違和感がなくなりました。

次に、色分けです。ペイントで国ごとに塗りつぶしていったのですが、ギリシアとトルコの国境線が一部欠けていたため、書き加えました。アジアとヨーロッパの境になるので塗り分けには重要です。なお、国際連合の地域分けではトルコは西アジアですが、欧州連合(EU)への加盟を目指すなど、トルコの人たちにとっては、ヨーロッパの一員である意識は高いようです。

もう一つはアフリカの南スーダンです。南スーダンは、2011年7月9日にスーダンから独立した比較的新しい国ですが、私が使用した白地図には国境線が引かれておらず、独立以前のものでした。そこで、現在の国境線を参考に引き直しました。ここも北アフリカと東アフリカを分ける重要な国境になります。

ところで、国連の人口年鑑では、統計上ロシアを東ヨーロッパの一国としています。ロシアはウラル山脈の東西でヨーロッパとアジアに分けられ、アジアの面積が広いとはいうものの、東ヨーロッパの国家と言ってよいでしょうね。実際、極東のウラジオストクなどでは、ヨーロッパの景観を楽しむことができるようです。実は、隣国はヨーロッパだったのか、と思うとなんだか楽しくなりませんか。

<参考>

・ミラー図法: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

・南スーダンの独立: https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/s_sudan/index.html

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