2020
01.30

ジャージー代官管轄区はもっと有名になってもいいんじゃない?

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今回は世界の人口のページをアップした際に気づいた、ちょっと仰々しい正式名称でびっくりしたジャージー代官管轄区(Bailiwick of Jersey)のことなどを書きます。

ジャージー代官管轄区という名称は、外務省のホームページで公開されている「脱税の防止のための情報の交換及び個人の所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国政府とジャージー政府との間の協定」の協定テキストの中に記載があります。この第1章総則、第1条一般的定義の1(b)に、『「ジャージー」とは、地理的意味で用いる場合には、ジャージー代官管轄区(同代官管轄区の周辺の領海を含む。)をいう。』と記述されています。日本語の正式名称は、ジャージー代官管轄区で間違いなさそうです。

ジャージー代官管轄区は、フランスのコタンタン半島(Péninsule du Cotentin)と ブルターニュ半島に囲まれたサンマロ湾(Golfe de Saint‐Malo)に浮かぶチャネル諸島のうち、ジャージー島及びその周辺の小さな島々からなります。 Wikipediaによると、マンキエ諸島( the Minquiers )やエクレウ諸島(the Ecrehous)などがジャージー島とともにジャージー代官管轄区を構成していますが、 ジャージー島以外はGoogle マップでも載っておらず、Googleの空中写真でやっとぼんやりと確認できる程度です(2020年1月30日現在)。

ジャージー代官管轄区の人口は、最近では2011年に人口センサスが行われています。ジャージー政府のホームページにアップされているReport on the 2011 Jersey Censusによると、10年おきにセンサスが実施されており、2011年の人口は9万7857人でした。国連の人口年鑑では2018年年央の推計人口は10万7000人となっています。

さて、Wikipediaや語源由来辞典によるとジャージー島は、ジャージー牛の原産地であり、衣類のジャージの語源となったとのことです。日本では知る人ぞ知る島ですが、もっと知名度が高くてもおかしくない島といえそうですね。

ところで、昨日1月29日は人口調査記念日だそうで、明治5年1月29日に日本で初めて全国戸籍調査が行われたそうです。人口記念日については気づくのが遅れてしまったので、またの機会に投稿したいと思います。

参照

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/page23_000010.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%BC

https://www.gov.je/GOVERNMENT/Pages/default.aspx

https://unstats.un.org/unsd/demographic-social/products/dyb/

http://gogen-allguide.com/si/jersey.html

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