2020
06.07

芋掘り藤五郎伝説の残る古都金沢とその人口集中地区

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石川県金沢市は、石川県の県庁所在地、江戸時代には加賀藩の城下町として栄え、そのころの人口はおよそ10万人の人口を擁し、江戸、大阪、京都に次ぎ、名古屋と並ぶ大都市であったそうです。

さて、この金沢の名前の由来としては、芋掘り藤五郎の伝説が有名です。

この伝説とは、金沢市のHPによると、

昔、山芋を掘って売っていた藤五郎という青年が、山で芋を掘っていると、芋のひげに砂金がついていた。その砂金を洗った泉が金洗沢とよばれ、それが金沢の地名になったと言われる。

とされています。

また、現在の兼六園の「金城霊沢」がその金洗沢だとされています。

この昔話は、なんと、あの「まんが日本昔話」でも取り上げられていたそうです。

そんな金沢市ですが、2015年(平成27年)の国勢調査では、面積468.64km2に465,699人の人口を擁する街になっています。

市内には3つの人口集中地区(DID)が形成されており、人口、面積ともに最も大きな人口集中地区Ⅰは、金沢城、市役所、金沢駅などを中心として犀川沿いに広がっています。その人口は374,018人、面積60.68km2であり、金沢市の13%の面積の土地におよそ80%の人が住んでいます。

また、この人口集中地区は、となりの野々市市の人口集中地区に隣接しており、両者を合わせた人口は417,229人になります。

人口集中地区Ⅱは、大野川河口部の北側、金沢市栗崎町に形成され、人口7,425人、その北西側に接する内灘町の人口集中地区と合わせると、2万9455人の市街地を形成しています。

また、人口集中地区Ⅲは、犀川中流部右岸に形成された、永安町、末町、土清水の街から成る人口5,898人の市街地です。下流部の人口集中地区とはわずかに70m離れているだけです。

金沢市、および金沢市の人口集中地区Ⅰは、平成22年の国勢調査と比較して、人口が増加しました。特に、人口集中地区Ⅰの人口増加は、1万人を超えています。

今年、令和2年は、国勢調査の年ですが、金沢市および金沢市人口集中地区Ⅰの人口は、まだ増加を続けているのか、人口集中地区の面積は広がっているのか、さらには人口集中地区Ⅰと人口集中地区Ⅲはつながるのか、気になるところです。

金沢市の市域(緑線で囲われた範囲)と3つの人口集中地区

<参照>

・政府の総合統計窓口 https://www.e-stat.go.jp/

・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

・金沢市公式ホームページ いいね金沢 https://www4.city.kanazawa.lg.jp/

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