2020
06.28

門前町から城下町、そして四国の玄関口に!高い松のあった郷、高松市

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四国の市で唯一人口増加中(2015年国勢調査)

高松市は、香川県の県庁所在地であり、四国で松山に次いで2番目の人口を擁する都市です。

高松の地名の由来は諸説あります。その主なものとして、「天を突くような、大きく高い松があったから」という説があります。

高松は、11世紀頃、交易がおこなわれる港町が開かれ、無量寿院の門前町として栄えていました。

その後、1588年には、豊臣秀吉に讃岐国を与えられた生駒親正(いこまちかまさ)が高松郷から名前をとった「高松城」とその城下町を築きます。

江戸時代には、徳川光圀の兄の松平頼重が水戸から転入し、明治維新まで高松松平家の城下町として栄えました。

現在では、かつて国鉄の宇高連絡船が就航していたこともあり、国の出先機関のほとんどや四国を代表する企業の本社、大企業の四国支社、支店などが置かれ、四国の玄関口、政治経済における中心拠点として栄えています。

さて、では人口の変化を見てみましょう。

2015年(平成27年)の国勢調査によると、高松市の人口は420,748人でした。

2010年(平成22年)の国勢調査では、419,429人であり5年間で1,319人の人口増があったことになります。

ただし、高松市の人口集中地区における2015年の人口は212,897人、2010年と比較すると人口の増加は94人と、わずかです。

2020年の国勢調査が間近に控えています。

果たして、高松市は人口増加を続けているでしょうか。

高松市中心部と人口集中地区(2015年国勢調査)

<参考>

・政府の総合統計窓口 https://www.e-stat.go.jp/

・フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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