08.24
最新!住民基本台帳による都道府県別人口増減率ランキング~2025(令和7)年中の人口増減率をランキングしました!
今回のブログでは、総務省より公開された住民基本台帳による2026(令和8)年1月1日版の人口、人口動態より、都道府県別の人口増減率ランキングとその分布について、見ていきたいと思います。
東京都が圧倒的な「ひとり勝ち」
東京都は人口増減率が+0.536%、人口増減数は+7万5019人となっており、唯一はっきりとした人口増加を記録しています。
2位の大阪府も増加していますが、その増加率は+0.038%、増加数は+3365人にとどまります。
このことから、
・若年層や働き手の東京集中
・進学・就職による人口流入
・首都圏への一極集中
が引き続き進んでいることがうかがえます。
ランキング上位でも人口減少している県が多い
4位の沖縄県からすでに人口増減率はマイナス(-0.005%)となっています。
つまり、
・「ランキング上位=人口が増えている」というわけではなく、
・「人口減少が比較的少ない県」が上位に位置している
と言った構図となっています
47都道府県のうち、人口増加は東京都・大阪府・千葉県の3都府県のみで、残る44道府県は人口減少となっています。
首都圏・大都市圏は比較的健闘
ランキング上位には、
・東京都(1位)
・千葉県(3位)
・埼玉県(5位)
・神奈川県(6位)
・大阪府(2位)
・愛知県(7位)
・福岡県(8位)
など大都市圏が並んでいます。
人口は減少していても、地方圏と比べれば減少幅が小さく、雇用や大学、交通インフラが人口維持に寄与しているものと考えられます。
北東北は特に厳しい状況
最下位付近は
・秋田県(47位、-1.881%)
・青森県(46位、-1.618%)
・山形県(45位、-1.616%)
・岩手県(43位、-1.535%)
となっており、東北地方北部の各県が並びます。
人口減少率が全国平均よりかなり大きく、少子高齢化と若年層流出の影響が強く表れていると考えられます。
前年順位から見ると能登半島地震の影響も示唆
石川県は前年31位から16位へ大きく順位を上げました。人口増減率はなおマイナスですが、順位は大幅改善しています。
また宮城県、島根県、和歌山県なども順位を上げています。
一方で福井県17位から29位へ順位を下げており、地域によって人口変動に変化が生じていることがわかります。
これらの人口変動の原因については、また別の機会に考察できればと思います。
表1. 2025(令和7)年1月1日~12月31日の1年間における都道府県別人口増減率ランキング
| 順位 | 前年順位 | 都道府県名 | 年間人口増減率 (%) |
年間人口増減数 (人) |
令和8年1月1日現在の総人口 (人) |
| →1位 | 1位 | 東京都 | 0.54 | 75,019 | 14,077,553 |
| ↑2位 | 3位 | 大阪府 | 0.04 | 3,365 | 8,775,326 |
| ↓3位 | 2位 | 千葉県 | 0.03 | 2,169 | 6,313,748 |
| ↑4位 | 6位 | 沖縄県 | -0.01 | -79 | 1,484,002 |
| ↓5位 | 4位 | 埼玉県 | -0.08 | -5,746 | 7,368,548 |
| ↓6位 | 5位 | 神奈川県 | -0.09 | -7,836 | 9,194,723 |
| ↑7位 | 8位 | 愛知県 | -0.14 | -10,458 | 7,473,297 |
| ↓8位 | 7位 | 福岡県 | -0.20 | -10,101 | 5,076,856 |
| →9位 | 9位 | 滋賀県 | -0.32 | -4,485 | 1,400,761 |
| ↑10位 | 12位 | 兵庫県 | -0.53 | -28,834 | 5,364,773 |
| ↑11位 | 13位 | 京都府 | -0.57 | -14,198 | 2,457,815 |
| ↓12位 | 11位 | 茨城県 | -0.63 | -17,930 | 2,830,667 |
| ↑13位 | 19位 | 宮城県 | -0.71 | -15,765 | 2,209,215 |
| ↓14位 | 10位 | 群馬県 | -0.74 | -14,083 | 1,893,893 |
| ↓15位 | 14位 | 栃木県 | -0.75 | -14,272 | 1,889,901 |
| ↑16位 | 31位 | 石川県 | -0.75 | -8,260 | 1,089,861 |
| ↓17位 | 16位 | 熊本県 | -0.78 | -13,362 | 1,702,998 |
| ↓18位 | 15位 | 山梨県 | -0.80 | -6,372 | 794,684 |
| ↑19位 | 23位 | 佐賀県 | -0.80 | -6,365 | 787,887 |
| ↑20位 | 25位 | 奈良県 | -0.81 | -10,522 | 1,293,345 |
| ↓21位 | 18位 | 長野県 | -0.82 | -16,517 | 1,995,882 |
| ↓22位 | 21位 | 岐阜県 | -0.82 | -16,039 | 1,935,253 |
| ↓23位 | 20位 | 広島県 | -0.82 | -22,486 | 2,706,285 |
| ↑24位 | 26位 | 香川県 | -0.87 | -8,153 | 931,812 |
| ↓25位 | 22位 | 岡山県 | -0.87 | -15,954 | 1,819,524 |
| ↓26位 | 24位 | 静岡県 | -0.88 | -31,476 | 3,544,228 |
| →27位 | 27位 | 三重県 | -0.94 | -16,375 | 1,724,891 |
| ↑28位 | 29位 | 北海道 | -0.96 | -48,333 | 4,996,492 |
| ↓29位 | 17位 | 福井県 | -0.97 | -7,278 | 739,412 |
| ↓30位 | 28位 | 大分県 | -0.98 | -10,798 | 1,091,304 |
| ↑31位 | 32位 | 富山県 | -0.99 | -9,956 | 998,580 |
| ↑32位 | 33位 | 鹿児島県 | -1.13 | -17,606 | 1,541,314 |
| ↓33位 | 30位 | 宮崎県 | -1.18 | -12,330 | 1,036,017 |
| ↑34位 | 37位 | 島根県 | -1.27 | -8,131 | 634,459 |
| ↓35位 | 34位 | 鳥取県 | -1.27 | -6,767 | 527,236 |
| ↓36位 | 35位 | 長崎県 | -1.30 | -16,528 | 1,257,843 |
| ↑37位 | 40位 | 和歌山県 | -1.30 | -11,738 | 889,455 |
| ↓38位 | 36位 | 愛媛県 | -1.31 | -16,928 | 1,279,431 |
| ↓39位 | 38位 | 新潟県 | -1.31 | -27,651 | 2,083,103 |
| ↑40位 | 42位 | 徳島県 | -1.31 | -9,180 | 691,229 |
| ↓41位 | 39位 | 山口県 | -1.42 | -18,421 | 1,274,535 |
| ↓42位 | 41位 | 福島県 | -1.43 | -25,306 | 1,746,008 |
| ↑43位 | 44位 | 岩手県 | -1.54 | -17,714 | 1,136,186 |
| ↑44位 | 45位 | 高知県 | -1.60 | -10,650 | 654,213 |
| ↓45位 | 43位 | 山形県 | -1.62 | -16,360 | 995,995 |
| →46位 | 46位 | 青森県 | -1.62 | -19,189 | 1,166,578 |
| →47位 | 47位 | 秋田県 | -1.88 | -17,069 | 890,524 |
※順位の左の矢印は、2024(令和6)年1月1日~12月31日の人口増減率ランキングからの順位変動を示す。

図1. 2025(令和7年)1月1日~12月31日の1年間における都道府県別人口増減率分布図
まとめ
都道府県別人口増減率ランキングから、
・日本全体で人口減少が進む中、東京都への人口集中だけが際立っている
ことがよくわかります。
人口増加を維持したのは東京都・大阪府・千葉県のみで多くの地方県では1%前後の人口減少が続いています。
特に東北地方や中国・四国地方の一部では減少率が高く、今後も地域間の人口格差が拡大する可能性が示唆される結果となりました。
<参照>
総務省,住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数 令和8年1月1日現在 https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/daityo/jinkou_jinkoudoutai-setaisuu.


